治療と支援について

     アルコール、ギャンブル、薬物など、依存しているものは人によって様々ですが、依存症に共通することは、家族との関係がくずれる、体調をくずす、お金を使いすぎるなど、生活に何かしらの支障が起きているのにも関わらず、ほどほどにできない、やめられない状態に陥っているということです。それを繰り返しているうちに特定の行動をコントロールする脳の機能が弱くなり、自分ではブレーキのきかない状態になります。本人の意思が弱い、だらしないというのは、大きな誤解です。
     依存症のことを考えるときに大事なのは、それによって、本人や家族が苦痛を感じているのかどうかということです。本人や家族の苦しみに寄り添い、周囲の理解や様々な助けによって飲酒やギャンブルに頼らない生き方を見つけられるよう支援していきます。

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