院長あいさつ
院長 長尾 早江子
呉みどりヶ丘病院のホームページにアクセスいただき、ありがとうございます。
広島県呉市にある当院は、本邦における民間では初めてのアルコール依存症治療専門病院として、長尾澄雄 前院長のもと昭和45年に開院致しました。
広島県のアルコール依存症治療を担う中心的な医療機関として独自のケア体制を確立し、医師、看護師、精神保健福祉士、薬剤師、作業療法士、管理栄養士など多くのスタッフがチームを組んで治療にあたっています。
呉みどりヶ丘病院では、依存症のための病床 331 床を、病気の重さや内容、病気に従って分け、治療方針を細かくしています。また、女性専用病棟を有し、女性の入院に対応しておりますのも特徴です。
さらに、種々の身体疾患を抱えるアルコール依存症の方々のために、適切な医療を行うべく、ヘリカルCT、上部消化管内視鏡、頸部・腹部・心エコー等の検査機器を充実させ、常勤内科医を擁して身体合併症の加療および身体管理を行っています。
また、共同住居やデイナイトケアセンター、訪問看護サービスなどのアフターケアも整備して、患者さんの社会復帰を支援しています。
より良い精神医療看護サービスが提供できるように、スタッフ一同日々研鑚に励み一人でも多くの酒害に苦しむ方々の回復と社会復帰をサポートしてまいります。
創設者のことば
故・長尾 澄雄
40年以上前のことになりますが、アルコール依存症の専門病院をつくったのは民間として私たちが初めてのことでした。この難題への取り組みは、まさに曲折の道のりでした。
でも、その長い歴史と実践が私たちにもたらしてくれたものは計り知れません。
数千をはるかに超す患者さんとの人間 対 人間としてのふれあい、そして社会復帰へのサポート。この役割はストレスに満ちた価値観の多様な現代社会ではますます大きなものとなってきました。
一人でも多くの方々の回復を。プロフェッショナルとしての使命と責任をこの地で果たしていきたい。それが私たちの願いです。
呉みどりヶ丘病院の門を叩いてくださった方々に晴れやかな日々が訪れるよう、私たちは全ての力を注いでまいりたいと思います。